古くから十薬(ジュウヤク)と呼び、ドクダミの強い殺菌・抗菌効果は知られており、よく洗った新鮮なドクダミの生葉をもみ、葉汁をおできや痔などの患部に直接塗るなどの民間療法としても利用されていました。日本では民間薬として、化膿性皮膚炎や水虫などの皮膚に関する病気に用いられており、研究が進むにつれ、ドクダミの様々な効果が解明されるようになりました。
★デカノイルアセトアルデヒドはペニシリン以上!(外用)
生のドクダミは、これらの細菌をやっつけてくれる有効成分
デカノイルアセトアルデヒドを含んでいます。この成分はペニシリンを凌ぐといわれるほどに非常に強力な殺菌作用をもつことが知られておりますが、これは外用の場合です。
★クエルシトリンの美肌効果
ドクダミに含まれるクエルシトリンやイソクエルシトリンには、利尿効果や毛細血管の強化作用があり、新陳代謝を促すため、体のすみずみまで栄養を届け、肌の生まれ変わりを促進します。
さらにドクダミは、体内に生じた老廃物や毒素を排泄する効果があり、血液を浄化し、ニキビや吹き出物などの肌トラブルも生じにくい体質へと改善する効果が有ります。
クエルシトリンは、ストレスやバランスの悪い生活習慣などで弱った胃壁のただれや傷を治すといった炎症を抑制する効果があります。また、アトピー性皮膚炎にも効果が期待されています。
★ルチンの美肌効果
ドクダミに含まれるルチンは、血管が持つ透過性を調節する作用があります。また、ルチンは丈夫な血管に不可欠なコラーゲンの合成を助けるビタミンCの吸収を促進し、血管の老化を抑制します。
このように、ドクダミに含まれる水溶性のビタミン様物質であるルチンには、毛細血管の透過性を改善し、さらにビタミンCの吸収を促進することで、血管を丈夫にする働きがあります。
★ドクダミの抗糖化パワー
同志社大学大学院抗加齢医学研究室の米井教授は、
これまで様々な食品や素材の抗糖化能力を調べましたが、どくだみ茶に高い抗糖化能力があると発表しています。
●デトックス、高血圧予防効果
ドクダミには、多くのカリウムが含まれており、尿の排出を促進する作用があります。そして、このようにドクダミには、体内に蓄積された毒素を排出するデトックス効果があります。
5月6月の花の咲く頃最も効果が有ります。お茶、ジュース、クッキー、天ぷら、等で試して下さい。