バイキンは、通常戦力で撃退。
私達が日常生活で、つねに遭遇しているのが無数のバイキン(細菌)たちです。彼らは、カラダのバリアが破られると、そこから一気に侵入を開始します。
これに対しカラダは、出血という手段で対抗します。たとえば、転んでケガをしたり、間違えて包丁で指を傷つけたりすると出血しますが、これは「カラダがとりあえず出血で傷口のフタをして(かさぶたを作って)応急的にバリアを修復」しようとするためです。
しかし、かさぶたが完成する前に、細菌の一部はカラダに侵入してしまう。すると、全身を循環していた顆粒球が傷口に集まり、入ってきた細菌を片っ端から飲み込み、消化しながら殺していきます。
細菌を飲み込んだ顆粒球は2~3日で死んでしまうが、その死体が膿となってでてくる。
ケガをした後に白い膿が出たり、ノドが痛い時に黄色いタンが出たりするのは、細菌と顆粒球が戦った跡なのです。