2014年にアデノシンと言う成分が脂肪燃焼に効果があるとネイチャーで発表されました。
■その内容は・・
〈独ボン大学病院のアレクサンダー・プファイファー教授率いる国際共同研究チームによる研究報告〉
私たちの体に存在する白色脂肪細胞にある種の刺激を与えることによって褐色脂肪細胞に転換できると言う内容でした。褐色脂肪細胞は脂肪細胞と言う名前が付いているが、通常の白色脂肪細胞(エネルギーの備蓄)とは全く逆の異なる活動をしています。それは脂肪を熱エネルギーとして消費している点です。
研究チームは白色脂肪細胞に刺激を与える物質としてアデノシンが人やマウスの褐色脂肪細胞を活性化する事を初めて確認できたと報告した。そしてマウスの実験では実際に体重の減少を見た。と報告しています
しかしながら、実際にダイエット治療に臨床応用されるためにはまだ数多くの解決すべき問題が残っていると思われます。
アデノシンはストレスを受けた時に放出される生理活性物質のひとつで、食品にも含まれている成分です。
■肥満に関する多くの研究が進んでいます。食欲抑制薬や吸収阻害剤等・・しかし、肥満解消と言う大きな課題は、特効薬的に解消される事は無いでしょう。あくまでも、意識して生活習慣を変える事が世界最強の特効薬である事は当分の間続く・・。
ちなみに、アデノシンを含んでいる食品は、黒大豆,大豆,小豆,レタス,
かぶ,かぼちゃ,ほうれん草,ピーマン,トマト,はくさい,あさり,パセリ,及びキノコ類が風乾重100g当たり50mg