今、話題になっている美肌成分「プロテオグリカン」これについて解説してみましょう。
プロテオグリカンとは、プロテオ=タンパク質、にグリカン=多糖類、が結合した「糖たんぱく」の一種で、肌や軟骨などを構造する成分。人間を含む動物や魚の体内に多く含まれています。
「鮭の氷頭なます」は北海道や青森県に伝わる郷土料理で、氷頭とは鮭の鼻軟骨をなます(酢漬け)にして食べるとき軟骨が氷のように透き通っている為に氷頭と呼ばれています。食感がコリコリしていて美味しい。この氷頭の中に素晴らしい美肌成分が含まれている事がわかりました。それが『プロテオグリカン』です。19世紀末、発見当初はこの『プロテオグリカン』は1gで3000万円と言われ非常に高価な時期も有りました。言い換えればそれぐらい凄い美肌成分と言えます。
・プロテオグリカンのEGF様作用
EGF(上皮細胞成長増殖因子)は含まれていないが、それとよく似た作用を持っている事が確認されています。つまり肌の細胞を増やしたり成長させる因子でいつまでも若々しい美肌の成長因子で新しい表皮細胞を順調に生み出す事でいつまでも若々しい美肌を保つことが出来ます。しかしこのEGFも加齢により減少します。年代的には20代後半から急激に減少し始め、70代では20代の1/6にまで減少すると報告されています
・プロテオグリカンの保水力
プロテオグリカンの保水力はヒアルロン酸より優れていて高い保水力が有ります。(1.3倍)
・プロテオグリカンのFGF様作用
FGF(線維芽細胞増殖因子)とよく似た作用を持っている事がわかりました。線維芽細胞は、肌の真皮に存在し、コラーゲンやヒアルロン酸などを生み出す細胞です。プロテオグリカンは、自らの保水力に加えて、この繊維芽細胞自体を増やす力も兼ね備えています。線維芽細胞が増えて、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出すことで、肌にハリと潤いをもたらすこの力は、今、美容業界から熱い注目を集めています。
線維芽細胞の数が豊富で、それらが活発に働いていることは、若々しい肌を保つために欠かせない要素なのです。
★《美肌栄養学の日本美肌食マイスター協会》