歯を丈夫にするためには運動が大切です。カルシウムは運動によって骨に定着しやすくなるので運動することで間接的に歯を丈夫にすることができると言うわけです。
太っている事は健康のためによくない事は当たり前の事として言われていますが、1つ良いことがあります。それは太っている人は骨が丈夫だと言うことです。
骨には骨芽細胞(骨を新しく作る細胞)と破骨細胞(古くなった骨を分解する細胞)が有り、破骨細胞より骨芽細胞の方が活発ならどんどん骨は丈夫になっていくわけです。もっとも骨芽細胞が活発に働くピークと言うのは15歳から20歳の頃と言われています。ピークが過ぎると骨を作る力が衰えて行くことで、少しずつ骨密度は低下の一途をたどることになります。
骨や歯はカルシウムの貯蔵庫で体内のカルシウムの約99%が貯蔵されています。
●骨と歯を丈夫にするための運動
骨にショックを与えたほうが良いといっても、ドスンドスンと足に体重がかかりすぎるような運動をする必要はありません。最も効果的でさらに家庭の中でもできる方法として注目されているのはステップ運動です。
〈ステップ運動の方法〉
20センチから30センチほどの高さの台に、1分間で80回左右40回ずつ足を動かす踏み台の上り下りです。(出来れば重りを持って)・・・台に登る時よりも、降りる時に骨に刺激が伝わります。例えば右足で床から台に昇り、左足も台に載せ、次に右足から降りて、左足も降りると言うのが、普通の歩く感覚での足の動かし方です。
左右のバランスを取るために1回目は右足から2回目は左足から、左右の回数を合わせるようにします。
〈ステップ運動は三方良し〉骨・筋肉・脂肪
ステップ運動は筋肉も強化してくれる上に歩くよりも脂肪燃焼効果が高くなっているのでウォーキングに比べて1.4倍の効果と言うデータもあります。
ステップ運動の注意点
ステップ運動は足に体重がかかるほど効果が高いといっても膝が痛い人の場合は痛みも強くなるので無理をしてはいけません。