ストレスは体に悪く、多くの病気の根源となっている。と言う事は誰しもがよく知っていることと思います。多くの研究からストレスによって多くの病気が悪化することもわかっています。
●ストレスは100%体に悪くない
全くストレスのない社会に人間が存在すると、体は活性化することなくストレスがない事によって廃人になってしまうでしょう。われわれ人間はストレスと闘いながら生きているのです。
●同じストレスでも捉え方によって違うホルモンが分泌する
ストレスをネガティブに捉える→→→ノルアドレナリンの分泌
ストレスをポジティブに捉える→→→βエンドルフィンの分泌
●ストレスをポジティブに捉えた人の物語
彼は、幼くして父を亡くし、生活に困った母から里子に出されるが、里親に嫌われた彼は孤児院に入れられる。まもなく、母親が弟までも孤児院に送ってきたで彼の孤独は解消された。だが、彼が6年生になったとき、母が孤児院にやってきて弟だけを引き取って帰る。やがて規定の年令に達して母のもとに戻るが、彼がドライブに出かけたところを、母から車の窃盗罪で通報され、警察に逮捕される。その後、留置所と少年鑑別所で青年期を過ごすことになった。
作り物のドラマのような、最悪な環境で少年時代を過ごした彼は、18才で海兵隊に志願する。普通の青年にとっては過酷な訓練だが、どん底からスタートした彼にとっては、すべてがまばゆいばかりの感動と興奮の経験であった。
そうして彼は、除隊後、弟と一緒にお店を経営する事になる。1960年・23才の青年は900ドルを元金に弟とともに事業を興す。それは小さなピザ屋だった。毎日15時間以上働くことはストレスの対象とすらならない喜びであったに違いない。はじめて人生の突破口を自らの力で切り開いたのだ。
それから10年、30店舗を超えるチェーン店を築いた彼に、新たな悲運がおとずれる。店舗の火災だ。ギリギリの資金計画の中で組み立てられた彼にとって、一店舗の売上げがストップすることは組織の崩壊を意味した。もともとが借金経営で拡大したチェーン店舗だ。歯車が狂い始めたチェーン店は、やがて銀行管理に入り、彼は経営権を失う。
それでも、彼は夢を捨てませんでした。
「私にもう一回だけチャンスを下さい。何年かかっても会社の借金は、すべて返済します」
最初こそ難色を示していた銀行も、やがて彼の熱意に根負けし、会社を引き取らせることを決定。彼の夢への挑戦が再び始まる。
そして、今や世界60ヶ国に10,000店舗以上をもち、日本国内だけでも250店舗を突破し、業界世界第3位にのし上がります。
お店の名前は「ドミノピザ」、ピザ業界で初めて「宅配ピザ」をスタートさせ、世界1のピザチェーンを作り上げました。
そうです。彼の名前は「トムモナハン」。
ドミノピザ創業者:トム・モナハンは言っています。
「どうしようもない劣悪な環境?最大で最悪の不運?なるほど、そいつは実に素晴らしい!・・・・それこそ、君が成功するために与えられた、最高の贈り物だ」