肥満は体重で測定しない

体重が重いことが悪いことのように感じるかもしれませんが、そうではありません。重要なのはその内容なのです。
肥満とは、あくまで体重に占める脂肪の割合がが多すぎる状態をいいます。体重が重いと言う事とは基本的に違います。例えば幕内力士の相撲取りの体脂肪率は25%と言われています。肥満では無いのです
このように筋肉量の多いスポーツ選手などは、体重が重くても体脂肪率が少ない、このような場合は、たとえ体重が100キログラムあっても肥満ではありません。
その逆に、体重が標準より軽くて体脂肪率が高い「隠れ肥満」というのも存在します。

人間の体は、主に「水分」「脂肪」「タンパク質」「ミネラル」の4つの成分で作られています。そして、体重の50%から60%は水分が占めています。

水分が増加して体重が増えた状態は肥満ではありません。(浮腫)
ダイエットをスタートすると2…3キロ簡単に減ったりするのは、この水分が失われる場合が多い(これは現実には痩せたのではありません)

水分の次に多いのが脂肪です。体重に占める脂肪の割合を体脂肪率と言いますが、男性で15%から20%、女性で20%から25%が標準的とされています。体脂肪率が男性で25%、女性で30%を超えると肥満と言う判定になります。

本当のダイエットはこの脂肪の割合を減らすことで体重を減らすことでは無いのです。