近年、米国で最も優秀なダイエット法と見なされている「DASH食」。もともとは高血圧予防食として知られ、血圧降下と体重減少が期待できる“一石二鳥”の食事法だ。
ダッシュ食(DASH食)とは・・・・その特徴は?どんな食事?
■増やす食品
- 野菜と果物(特に色が濃い食品を増やすと、栄養価が高くなる。)
- 低脂肪の乳製品(牛乳やヨーグルトなど。コレステロール値が高めの人は、低脂肪タイプにする。)
- 魚介類(青魚が血栓症予防に効果的。)
- 大豆製品(納豆、豆腐、おからなどの加工食品を利用する。)
- 海藻類(わかめ、ひじき、昆布など。酢の物やサラダ、汁物の具材などに利用する。)
■減らす食品
- 肉類(牛肉、豚肉の赤身以外の部位や、ひき肉、ベーコン、ソーセージなどの加工品。)
- コレステロールが多い食品(卵、たらこ、レバー、するめいか、生クリームやバターを多く使ったお菓子、マヨネーズ)
■その他の注意事項
- 1日の野菜摂取量の目標は、一般では350gですが、高血圧の人は、1日500gくらいを目安とする。
- 食事だけで難しい場合には、野菜ジュースなどにするといいでしょう。
- 良質の脂肪やビタミン、ミネラルが豊富なナッツ類やごまを料理に活用する。
- 肉類は脂肪分を落とす調理法で、1回に食べる量を半分くらいに減らす。(蒸し料理、グリルなど)
- 清涼飲料水や缶コーヒーには糖分が多く含まれているため、控えるようにする。
■「DASH食」の栄養素の特徴
DASH食で増やす栄養素は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、タンパク質になります。一方、減らす成分は、飽和脂肪酸とコレステロールです。