スーパー美肌フード【和製ハーブ:ワサビ】

ワサビは、日本原産の多年生水生植物です。山間の涼しい谷川の浅瀬に自生していますが、古来より栽培もされています。食用の歴史はきわめて古く、奈良時代の「本草和名」にも記載されており、延喜式にも各地から貢納されていた記録があります。現在では、そばや刺身、すしの薬味として愛用され、日本料理には欠かせない食材です。

★ワサビは、食物繊維やカリウム、カルシウムが含まれていますが、使用量が少量であるため、栄養素よりも辛味成分の薬効の方が大きいことが特徴的な食材です。

★アリルイソチオシアネート
ワサビの辛味成分。すりおろしたりして細胞が壊れる際に、ワサビ自体がもつ酵素の働きで生成される成分の大半を占めています。
強い抗酸化力と殺菌力に特徴がある成分で、肌老化防止、抗菌、食欲増進効果などが期待できます。揮発性のため、胃腸に負担をかけません。

★スルフィニル
高い抗酸化力がある成分。ワサビの根茎に多く含まれており、含有量は微量ではあるものの、その強力な抗酸化力をもって活性酸素の発生自体を抑制するため、スルフィニルはアーリーアンチエイジングという観点で、大きな期待を持つことができます。
被験者にスルフィニルを12週間摂取させたところ、肌が明るくなり、シミ、ソバカスの改善効果があるという結果が出ています。
日本のワサビのみに含まれる驚愕の新成分スルフィニルには、若返り効果があることもわかっています。西洋ワサビには含まれていない貴重な成分です。

★ビタミンC
数種類の含有ビタミンの中でも、ビタミンCの含有量は100 gあたり75
mgと、柑橘類に匹敵するほど豊富に含んでいます。ビタミンCの還元作用は皮膚を黒くするメラニンという色素成分の生成を抑え、肌を白くスベスベに保ち、クスミやシミ、ソバカスをなくす美容効果があります。