★あなたの肌はオイリー肌ですか?いつも油取り紙に頼っていますか?
●最近は「こってり味」の脂っこい食事が大好きな人が増えている傾向にあります。おいしいと言う感覚が少しひと昔前とは変わってきたような感じがします。昔の日本食は、カツオの出汁や、昆布の出汁の「うまみ成分」をおいしいと感じたものでした。
今の人たちは、「甘くて、柔らかくて、こってり」がおいしいの尺度になっているようです。
デパ地下の食品売り場を見て回っても、お惣菜の中では、ほとんど揚げ物が多く並んでいるのに気づくでしょう。
天ぷら、とんかつ、ハンバーグ、ケーキ、ラーメン、等たくさんの油分が混入している食事をおいしいと感じている人たちが多いように見受けられます。
日本人の成人肥満は、男性の50%、女性の20%が、メタボリックシンドロームと言われています。原因はこんな食生活にあるのではないでしょうか?
●このような油の多い食生活をしていると肌がギトギトオイリー肌になってしまうのでしょうか?フライやショートケーキのような脂肪分の多い食品を食べても、それだけで皮脂の分泌量が増えたり減ったりする事はありません。
ただし、油っぽい食事を続けていると、脂肪分解するビタミンB2やビタミンB6が不足し、その結果分解しきれなくなった脂肪分が肌の表面に現れてくることがあります。その場合は油脂を使った料理を食べるのを控えるか、ビタミンB類が含まれている食品を多くとって皮脂量のコントロールを心がけましょう。
▼ビタミンB2を多く含む食品
(豚レバー・鶏レバー・牛レバー・うなぎ・牛乳)
▼ビタミンB6を多く含む食品
(かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナ)