痩せるホルモン・・分泌せよ!

GLP-1とは、痩せている人に共通して多く分泌されるホルモンで、「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学テレビ」でも痩せるホルモンとして紹介されました。

食事制限や運動しなくてもGLP-1がたくさん出ていれば太りにくく、痩せやすい体質になることができる。とテレビでは言っていました。

・・・本当かなこれ?!

内容をよく検証してみましょう。

ではなぜGLP-1が分泌されると痩せやすく太りにくい体質になれるのでしょうか?

●1.GLP-1は血糖値の急上昇を防ぐ

GLP-1は胃から腸へ食べ物を送っていくスピードを抑える働きがあるようです。消化と吸収のスピードを遅くすることで、腹持ちが良くなり、お腹がすきにくくなるという効果が得られます。その様な働きは、急激な血糖値の上昇を防ぐ事になり、結果的にインスリンの分泌を抑制して、肥満になりやすい状態を回避する働きがあると言うことなのです。

●2.GLP-1は脳の満腹中枢を刺激する

GLP-1のもう一つの役割は、脳の中枢神経系へ働きかけ満腹中枢を刺激する効果があります。GLP-1が満腹中枢を刺激することで、少ない量の食事で満腹感を感じることができます。

《痩せるホルモンGLP-1を増やす方法》

●1.小腸を刺激する気する

GLP-1は小腸の最後のところから多く分泌されると言われているので、小腸の最後まで届くような食材を食べることが、GLP-1を多く分泌させる方法なのです。それでは小腸の最後のところまで届く食材とはどんなものでしょうか?そしてGLP-1の分泌を増やす食材がある程度確認されています。以下の通りです。

●2.食物繊維

消化しにくいものといえば食物繊維ですね!1日18gの摂取が目安となります。ダイエットにもよく出て来る食材です。例えば、豆類・芋類・海藻類・野菜は根菜、葉菜・白米には押し麦を混ぜたり、パンはライ麦パンや全粒パンにするといった工夫で改善されていきます。

●3・EPA

EPA
(エイコサペンタエン酸)がGLP-1を増やすことがわかっています。青魚に多く含まれています。できるだけタンパク質を摂取するには青魚で摂取しましょう。

●4・乳酸菌
ヨーグルトやキムチなど、乳酸菌の含まれている食品や乳酸菌飲料などに多くの乳酸菌が含まれています。

●5・・オリゴ糖

オリゴ糖はほとんど腸で吸収されることのない糖で大腸まで移動し善玉菌の餌になり腸内環境を良くします。玉ねぎ、ネギ、キャベツ、ごぼう、アスパラガス、にはオリゴ糖が多く含まれています。

●6・鉄分

しっかり鉄分を摂取しましょう、特に女性は毎月生理があるのでどうしても鉄分が不足しがちです。レバー・赤身の肉や魚・パセリ・しじみなどで鉄分補給を意識的に行いましょう。煮物などをするときはできるだけ鉄鍋を使って鉄玉子を入れて鉄分摂取に努力しましょう。

●7・コーヒー

コーヒーは小腸でブドウ糖の吸収を遅らせる効果があると報告されています。食後のコーヒー、GLP-1分泌に効果あり。

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【日本肥満予防健康協会の見解】
確かに抗肥満効果については、それが確認され発表されているものが数多くあります。しかし現実を見てみると、世界中に多くの肥満者が溢れ今では21億人を突破したと発表されています。何か1つの方法や、成分によって全てが解決する世界ではありません・・。世界中で肥満者が増加している現在、世界中の1国たりとも肥満者を減少させた国は未だかつて存在しません。

私たち日本肥満予防健康協会では、食生活と運動習慣と肥満やダイエットに対する基礎知識の普及が最も大切ではないかと考えています。
《日本肥満予防健康協会》