●貴方は大丈夫ですか?
肥満と判定されるほど太っていなくても、20歳の時よりもう10キロ以上、体重が増えている人は危険性があります。というのは、20歳までに脂肪組織(脂肪細胞)の数がほとんど決まります。(20歳を過ぎても、一般的にBMIが27を超えると脂肪細胞が増える事は確認されています)
●脂肪細胞・血圧上昇
20歳の時よりも10キロ以上太った人は、脂肪細胞が肥大増殖型で、脂肪を多く貯めているのは正常な状態ではないために、常にアドレナリンが多く分泌されていることになります。アドレナリンは血圧を上げるホルモンでもあるので多く分泌されるほど血圧を上昇させると言う事です。そのことから肥満により高血圧になる可能性が指摘されています
●運動すると血圧が下がる
アメリカの「高血圧の予防、発見、診断および治療に関する米国合同委員会」の報告によると、運動をすると血圧が2から4mmHg低下すると報告されています。具体的には、運動では林での歩行といった有酸素運動を1日に30分行うと言う定期的な運動を指しています。
●内臓脂肪型肥満とは・・
内蔵脂肪型肥満とは、内臓の画像診断で内臓脂肪の面積が100平方センチメートルを超えると内臓脂肪型肥満と言うことになります。自宅で簡単に測定する方法は、メジャーでおへその周りを測定し、男性で85センチ以上女性で90センチ以上でほぼ内臓脂肪型肥満です。
●内臓脂肪型肥満が血圧を上げる
実は内臓に溜まった脂肪から多くのサイトカイン(生理活性物質)が、分泌されているのがわかっています。その中でもアンジオテンシノーゲンやHB-EGF等のサイトカインの分泌量が増え、血圧が上昇すると言われています。
●20代から5キロ以内増に体重を戻そう!
中には20代の頃から20キロ以上、30キロ以上、体重を増加させている人たちも数多くいます。まず目標として20代から5キロ位以内増に体重を戻しましょう。
●スローダイエット
ダイエットは慌てる必要はありません。1ヶ月1キロを目標に10ヵ月で10キロ!20ヵ月で20キロ!・・・スローダイエットが体に優しい減量方法なのです。女性の中にはすぐ細くなって美しくなりたい!と希望する人も多いことでしょう。ダイエットすることによってやつれて老化することを思えば、まず大切な事はゆっくり少しずつ。これが最も大切なダイエット方法かもしれません。