サルコペニアとは?

■サルコペニアの基準と原因

●サルコペニア肥満〈日本肥満予防健康協会基準〉

サルコペニア肥満とは、サルコ=筋肉、ペニア=減少、と言う意味で筋肉が減少することと、肥満が合併した状態を指します。肥満に関しても糖尿病や脳卒中、心疾患の危険性があるが、サルコペニア肥満の場合、筋肉の減少が拍車をかけ、生活習慣病のリスクをさらに高めることからメタボよりも怖いサルコペニア肥満と言われています。

★サルコペニア=筋肉の減少
★サルコペニア肥満=筋肉の減少+肥満
★筋肉の減少=男性27%以下、女性22%以下+ BMI25以上

●サルコペニアの原因

1・加齢(25歳位から毎年1%ずつ減少、加齢萎縮筋 )
2・ウェイトサイクリング、間違ったダイエット
3・栄養不足
4・症候性(癌・うっ血性心不全、末期腎不全、甲状腺機能異常、インスリン抵抗性、神経変性疾患)

●サルコペニアのレベル《日本肥満予防健康協会基準》

1・プレサルコペニア=筋肉量の低下(男性27%以下、女性22%以下)
2・サルコペニア=筋肉の量の低下+筋力の低下(握力が男性30キログラム以下、女性20キログラム以下)
+身体能力の低下(歩行0.8メートル/秒以下)
3・ハイレベルサルコペニア=サルコペニア状態に加えて運動機能が衰え、要介護、要支援状態にあるか、そうなるリスクが高い状態(ロコモティブシンドローム)

男女とも60代でサルコペニア肥満が増え始め、70代以上になると約3割の高齢者が該当、男性よりも女性に多い傾向があるようです。このサルコペニア肥満の予防と改善は運動等に必要なバランスのとれた栄養素である事は言うまでもありません。

●《サルコペニア肥満の原因》

1・加齢萎縮筋力
2・ウェイトサイクリング
3・運動不足
4・低栄養