ほとんどのダイエットは、フリーサイズのTシャツのように1つのダイエット法をどんなタイプの肥満に対しても同じ様に行うものです。しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
●肥満の原因は1つではない
肥満の原因から考えると、ほとんど多くの人は違う原因によって肥満になっていることがわかります。その原因は数多く有り、その組み合わせから言うとその種類はなんと10万種類以上になると考えられます。肥満は、ほとんどの場合、何か1つで肥満になったのではないので、いくつかの原因の組み合わせを、まず最初に見つけることが大切な作業です。
えええええ!10万種類以上も!原因別肥満タイプ!が。・・・自分のタイプを見つけることができるのでしょうか??・・日本肥満予防健康協会では問診によってこれを見つけています。「例」あなたは、23695番目の肥満ですね!(笑)の様に。
●ダイエットは、体重を下げるよりも肥満の原因の行動変容
ダイエットは体重を下げる事が、目的である事は言うまでもありませんが、体重を下げただけでは、多くの場合リバウンドをします。もっとも大切な事は肥満になった原因を見つけ出し、その生活習慣を、「肥満にならない生活習慣」にチェンジすることが何よりも大切なのです。
●BMIは目安に過ぎない。
肥満の定義は私達の体の中の脂肪が過剰に蓄積した状態を言います。でも不思議なことに肥満は体脂肪率では測定しないのです。
それは現在のところ簡便で正確で経済的な方法が無いからなのです。肥満の測定方法はBMI(体格指数)で計ります。
それは身長と体重さえ分かれば、簡単に計測できる利点があるからでしょう。日本では18.5~25.0までが普通体重とされており、25.0以上が肥満とされています。
●肥満にはタイプがある
・体脂肪が高い普通の肥満(一度から四度まで測定されます。)
・BMIが普通体重、又は痩せタイプであっても、体脂肪率の高い(隠れ肥満)の人
・体重は重いが肥満ではない固太りの人(例:幕内力士)
等のタイプがあります。
●ダイエットはあくまでもオーダーメイドで!
上で述べた様に、肥満を作っている生活習慣が、個々それぞれ違っていることから、効率的にダイエットをするためには、それに応じたダイエットの方法があるはずなのです。