最近耳にする様になったファイトケミカルと言う言葉は知っていますか?ファイト(=植物)ケミカル(=化合物、どちらもギリシャ語)を合わせた言葉で、予防医学の観点から、7番目の栄養素と呼ばれ注目を集めています。
これは、植物が紫外線や害虫から自分を守る為に自ら作り出した物質で、主に植物の色素や香り、アク等に含まれています。
ファイトケミカルの数は1万種類以上有るだろうと言われていて、現在わかっているものが約900種類あります。
通常、生物内で活性酸素が発生すると、手近な物質と結びついて酸化し、正常な細胞にキズを付ける事は良く知られています。このファイトケミカルは抗酸化物質で有り、これらのフリーラジカルと結びつき、自分が酸化される事で細胞を守ってくれるのです。
今注目を集めているのは、この様な植物が持っているファイトケミカルを摂る事で、
① 動脈硬化の予防
② シミやシワの抑制
③ 細胞のガン化の抑制
④ 白血球の活性化による免疫力の向上
⑤ アレルギー疾患症状の改善
等に効果が有ると考えられているのです。
一部を紹介すると。ポリフェノール、(フラボノイド、フェノール類)カロチノイド、硫黄化合物、糖質化合物、等々があります。