●あなたにもイエローサインが出ています。
ストレスを感じてカラダが必死にストレッサーと戦っているとき、早く戦いを終結させようとカラダは援軍を求めて様々なサインを出します。それがストレス反応による心身症状です。
このサインにいち早く気づき、ひどくならないうちに気分転換や休養を取ることがストレス・コントロールの第一歩になります。この自覚がなく援軍を差し向けないと、やっかいなことになります。そうならないために、3軍の指令長官のあなたは時々、戦闘状況をチェックしなければなりません。それがストレスチェックです。
心身に自覚症状がなくても、定期的にチェックしたほうがいい。カラダの異常は数値に現れるが、ココロは計測するのが難しいので日頃から気をつけていなければなりません。車の点検と同じです。
●ストレスは受け止め方で変わります。
よいストレスと悪いストレスがあるなら、誰しも悪いストレスは排除したいと思います。それは、ストレスの受け止め方次第で可能です。同じストレッサーを経験しても、ストレス反応には大きな個人差があります。同じ環境で病気になる人もいれば、全く平気な人もいます。地方へ左遷されてクサる人もいれば、逆に自然の中でリフレッシュするいい機会と考える人もいます。また、同じ個人でも、そのときのココロの状態によりストレス反応には大きな差が生じてきます。誰でも、暑さや寒さの物理的ストレスには、着たり脱いだりしてうまく対応しているはずです。
精神的ストレスに対しても、そのつどリセットしてあげてストレスをため込まないことが重要。ストレスをためやすい考え方を改め、よいストレスを増やす方法を身につけることを心がけたい。ストレスをためやすいタイプには次の5つがあげられます。つまり、病気になりやすいタイプであげられていた性格です。
①真面目で几帳麺
②内向的でおとなしい
③頑固で厳格
④自分に否定的
⑤取り越し苦労が多い