●昭和9年9月11日の新聞
私が、古い道具を整理している時、おばあさんのタンスと思われるものの中から、新聞が出てきました。その新聞は昭和9年9月11日の新聞でしたが、他県の地方新聞で中和新聞と言う新聞ですが、もう今ではこの新聞社は存在していません。あまりにも古い新聞なので中身をいろいろ見ていると面白い記事がたくさん載っていました。
●こんなのが記事になった
〔家主さんが家賃の請求に来て借家人を殴る。〕
家主さんが家賃の請求に来たにもかかわらず、家賃を払ってもらえなかった腹いせに借家人を殴り、傷害事件を起こした・・・???今だったらこんな事件あるかなぁ?
●こんなのが記事になった
〔床屋はん家出〕
その頃は、地域が密接なつながりで人間関係があり、みんな寄り添いながら生活をしていた時代であったのでしょう。そんな時代に突然家出!・・・珍しいことなのでしょうニュースになった。
●こんなのが記事になった
〔犬に噛まれる〕
犬に噛まれた人が警察署に届け出たことからニュースになったらしい。この時代の事はあまりわからないが、犬をペットとして飼うほど豊かな家も少なかったのだろうか?
●洗濯に行き池に転落婆さん溺死
私はこの記事を読んでびっくりしました。池に洗濯に来た婆さんが誤って下に転落し溺死したと言う記事でした。なんとその婆さんの年齢 は47歳。
昭和9年と言えば私が生まれる13年前のことです。私が生まれた昭和22年の日本人の平均年齢は50歳と言われています(人生わずか50年と言われた時代)・・・
●こんな時代があったことを忘れてはいけない
昭和9年といえば、日本人の平均寿命は50歳以下であったことでしょう。ですから今では想像がつきませんが、47歳はおばあさんだったのです。このブログを読んでいただいている方の中で、当時のおばあさんもう年齢を超えている人もいる事でしょう。
ありがたいことに今では、世界一の長寿国となり、女性で平均寿命が86歳、男性で80歳、の長寿に到達しています。でもこんな時代があったことを忘れてはいけないと私は思っている1人でもあります。