レッドクローバーはマメ科の植物で、日本ではムラサキアカツメクサ、ムラサキツメクサなどと呼ばれている、どこにでも自生する植物です。シロツメクサとも非常に近い存在です。欧米では女性力維持向上に有効的なイソフラボンを多く含むハーブとして、サプリメントやハーブティーに手軽に取り入れられています。肌の老化現象やトラブルを防ぎ、肌を美しく保つ効果が期待できます。
美しい肌やふくよかな女性らしい体つきをつくる上で欠かせない女性ホルモン「エストロゲン」は、加齢とともに減少します。エストロゲンが減少すると、肌のハリや弾力を保つコラーゲン、肌にうるおいを与えるヒアルロン酸の生成が衰えます。そのエストロゲンの作用を補う成分イソフラボンを保有していることが、レッドクローバーの美肌食材としての大きな魅力となっているのです。
●イソフラボン
大豆イソフラボンでお馴染みの有効成分ですが、レッドクローバーは同量の大豆と比較してなんと20倍近くも多く含まれています。
イソフラボンは、植物性エストロゲンとして女性ホルモンに非常に似た作用をすることがわかっており、女性ホルモンの減少や不安定な状態による生理不順、生理前の憂鬱、加齢による更年期障害を改善する効果が認められ、大きな注目を集めています。
レッドクローバーに含まれるビオカニンAとフォルモノネチンという2種類のイソフラボンは大豆に含まれていません。この2種類のイソフラボンは「選択的エストロゲン調整物質」と呼ばれ、エストロゲンの分泌促進と抑制、両方の作用も持っているという特徴があります。具体的には、不足しているエストロゲンを補うだけではなく、過剰に分泌された時にはその分泌量を抑える抗エストロゲン作用という働きも併せ持っているため、エストロゲンの過不足を調整することができます。腸内で直接吸収されるため、より高い有効性が期待できます。