んな生活が、免疫力をダウンさせる。
免疫力の低下は、なぜ起こるのか。ここでその原因を考えてみたい。免疫力の低下には、大きく分けると二つの要素があります。
一つは「自律神経」です。自律神経とは、体温や脈拍、血圧、消化・吸収、排便・排尿などを無意識のうちに微調整している神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあります。
交感神経は、体温や脈拍などを高め、カラダを活性化させる役割があります。副交感神経は、消化・吸収や排便・排尿などに関与し、交感神経とは逆にカラダをリラックスさせる役割を担う。この二つの自律神経が、お互いにバランスをとりながら働いています。
免疫力も、この自律神経の影響を受けています。自律神経の働きが乱れると、免疫系は機能を低下させてしまいます。ストレスや肉体疲労などが重なって、カゼを引いたりするのは、自律神経の乱れからくる免疫力の低下が原因になっています。
もう一つは、「白血球そのものの働き」によるものです。バランスの悪い偏った食事は、免疫細胞(白血球)の働きを低下させてしまい、また、体温が低い場合にも、白血球はうまく働けなくなってしまいます。