美肌スーパーフード【玉ねぎ】

タマネギは古代エジプトでは強壮剤として栽培されていました。玉ねぎにはビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。ビタミンB1 、B2、Cは美肌にとって欠かせない栄養素ですし、カルシウムや鉄は女性がとくに不足しがちです。美肌のために玉ねぎを一日一玉、必ず食べている女優さんもいらっしゃるそうです。

★オリゴ糖
腸の健康の為にはオリゴ糖の1日の摂取目安量は3~5gと言われています。玉ねぎ半個で2~3g(バナナ4本分)と非常に多くのオリゴ糖が含まれています。「玉ねぎ」には、フラクトオリゴ糖という種類のオリゴ糖が含まれ、「玉ねぎ」を加熱することで分解され、より小さな分子となるため、体内に吸収されやすくなります。オリゴ糖は小糖類で小腸で吸収されずに大腸までたどり着き、ビフィズス菌などの腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増殖させます。腸内環境が美肌と大きく関係しています。

★硫化アリル
玉ねぎには“硫化アリル”という成分が含まれていますが、熱に弱く加熱すると失われてしまう繊細なもの。血中の脂質を減らし、血液をサラサラにしてくれます。玉ねぎの効果でもっとも知られているのが「血液サラサラ効果」です。人間の肌は毎日食べている食べ物から必要な栄養素をもとに作られていますが、その栄養を肌細胞まで届ける役割を担っているのが血管や血液です。玉ねぎを食べて血液をサラサラにするためには、玉ねぎのスライスを30分ほど空気にさらしておくともっとも効果的であるといわれています。
ビタミンB1 やカルシウムの吸収を助ける効果もあると言われています。

★ケルセチン
玉ねぎには抗酸化作用のある成分が多く含まれていますが、中でもこのケルセチンは強力な抗酸化力を持っています。また、血流を良くしたり血管を強くしてくれる効果も有ります。このケルセチンは皮に多く含まれていて(可食部の30倍)ビタミンC吸収率を高める効果が
有り、皮膚のバリア機能を高める作用もあるので肌荒れ防止にも役立つはずです。

◎納豆・キムチ・タマネギ美人
最近の研究で乳酸菌は納豆を食べることによって、納豆菌をエサに増えるということがわかってきた。体内の乳酸菌の大半を占めるビフィズス菌。その餌であるオリゴ糖が玉ねぎにはたっぷり含まれているため、腸内でビフィズス菌の増殖が期待できる。