自分が何よりも大切なものは?

健康意識 (貝原益軒)

『庭に草木を植えて愛する人は、朝夕心にかけ、水をそそぎ土を替え、肥料を与え、虫を取って良く養い、その元気を喜び、衰えを心配する。

草木はいたって軽い。

自分の身体はいたって重い。

どうして、自分を愛する事、草木にも及ばないのであろうか。
何も考えていない事もはなはだしい。
そもそも、養生の術を知って実行する事は、父母に仕えて、孝をなし、次に我が身の長生、安楽の為であって見れば、急ぎでない事は後回しにして、若い時からこの術を学ぶべきである。

身を慎んで命を養うのは、人間が第一に重視すべき事である。』

《養生訓・第1巻》貝原益軒

●さすがにその通りですね、ほとんど多くの人特に成人男性は健康に対する意識が薄いと言われています。成人男性の2人に1人が肥満症と言う治療を要する病気だと言われています。しかしほとんどの人が意識がない!病気になって、苦しみが襲ってきてからようやく病院に行く・・。これでは手遅れになる場合が多いと思います。

私達の臓器の多くは、苦痛や痛みを訴えない場合が多くあります・・。肝臓や動脈硬化、糖尿病、腎臓病、膵臓、これらは苦しくても自己主張してくれません。

まずは、病気にならないように、毎日の生活習慣を意識的に過ごすことが大切です。適度な運動とバランスのとれた食事、さらにはメンタルヘルスと休養。皆さん大丈夫ですか?そしてさらに定期的な検診を受ける。これはぜひ実行していただきたいものです。