血液ドロドロと言う言葉をよく聞いたことがあると思います。血液は栄養素と酸素を全身の末端まで毛細血管を通じて届けているのですが、血液ドロドロになると、非常に細い毛細血管の末端まで届けることができなくなってしまいます。ここでは血液をサラサラにする食べ物を紹介します。
●血液ドロドロになる2つの理由
1・血液中に存在する糖分やコレステロールそして中性脂肪などが高くなった状態だと血液ドロドロになってしまいます。
2・私たちの血液の中に存在する血小板と言う血液を固める成分がある程度絡み合って固まっている状態になると血液ドロドロになってしまうのです。
●血液サラサラの重要な鍵ーー食生活
血液さらにするために最も重要なカギと考えられているのは食生活です。食品の中には血液をサラサラにする成分を持っている食品がたくさんあります。ここでは「おさかなすきやね」を覚えることにしましょう。1日でこの8品目が取れたら大丈夫。1日が難しいならば3日位でこれらの食品を全て口にするように頑張ってみましょう。
《お》お茶ーー特に日本茶に含まれているカテキンと言う成分が活性酸素の発生を抑制し白血球の流れを良くします。そして血糖値の上昇を抑えてくれるのです。
《さ》魚ーー魚特に青魚は、DHAやEPAと言う魚特有の油を持っています。これらはLDLコレステロールを下げる働きをし、HDLコレステロールを上げる働きをします。そして中性脂肪も下げてくれるのです。
《か》海藻ーー海藻には余分なコレステロールを減らし、血糖値の上昇を抑える働きがあり、またヨードが新陳代謝を活発にし、血液の流れを促進します。
《な》納豆ーー納豆だけに含まれるナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かし、血液が固まりやすくなるのを防ぎます。また、大豆に含まれるイソフラボンも血中の余分なコレステロールを減らします。
《す》酢ーー酢に含まれているクエン酸が、老廃物の排泄を進め、コレステロールや脂肪の分解を早めます。また、赤血球が変形する能力を高める働きがあるので、流れをさらに良くしてくれます。
《き》キノコーー豊富な食物繊維やきのこ特有の成分βグルカンが、白血球などを活性化して流れを促し、さらに血糖やコレステロールの増加を防ぎ、血液をサラサラに保ちます。
《や》野菜ーー野菜には食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれていると共に野菜が持っているファイトケミカルによる抗酸化力によって、血液の流れを良くします
《ね》ネギーー玉ねぎ、ニンニク、ニラ、などはゆり科の植物で、イオウ化合物を含み、血液をドロドロにしないように働きます。
現実50歳以上の人たちで、動脈硬化により血液サラサラのお薬を飲んでいる人が非常に多い時代になっています。血液がサラサラ流れている事は私たちの体の隅々まで栄養素や酸素を潤沢に運んでくれると言うことなので、健康のために血液サラサラが非常に大切なことなのです。